
こんにちは、クワトラケのニケ@KuwathraceNikeです
年間1000冊以上読み聞かせをする2児の母である私が本業のエンジニアの知見を活かして「STEAM教育」に役立つ絵本を紹介しています
最近、空をみあげましたか?
子どもの頃はあんなに空を見上げていたのに、大人になるとぼーっと空を見上げる時間も少なくなりますよね
そんな方でも、空を見上げたくなる絵本を集めました
親子で空の科学を楽しんでください!
この記事では、
- 雨の日でも楽しめるような絵本がほしい
- 太陽や月、雨といった自然を赤ちゃんに感じてもらいたい
- 「空ってなんで青いの?」「雨はどうやって降るの?」といった子どもの質問に困っている
といった方に向けて、晴れ・雨・雲・雪・虹・月といった天候や空に関する絵本を紹介します
これまでたくさんの絵本を子どもたちに読み聞かせてきた親としての知見と、エンジニアとしての科学的な知見を活かして
- 0~2歳では、太陽や月といった名前を覚えられて、自然を身近に感じられる絵本
- 3歳では、短めのストーリーで空の科学に興味が持てる物語絵本
- 4、5歳以降では、「空に関するなぜ?」に答えをくれる科学絵本
を中心に12冊厳選しました

紹介するすべての本を1歳娘と4歳息子と実際に一緒に読んでいます
といっても万人が読んでる人気の本が知りたいという方はこちら!
2022年7月時点のAmazonベストセラーです
お外にでるようになったらさっそく読みたい0-2才向け絵本
この時期の子どもたちは、まだ、言葉は話せないけれど、周りの大人の話し声を聞いて日々成長しています
なかなか落ち着いて読み聞かせをできないかもしれませんが、この時期の発達に「読み聞かせ」は重要です
0-2才の時期に読みたい、空の移ろいを楽しむ絵本を3冊紹介します
太陽がでたらおはよう!太陽を自然に覚える『おはようのえほん』

まず、1冊目は『おはようのえほん』です
太陽が昇って明るくなったら起きる
0-2歳の時期に生活リズムを整えることはとても大切です
この絵本では、開くしかけで楽しみながら、太陽を知り、自然と生活リズムを整えられる絵本です

あっあっやややっ

ニカちゃんおひさま好きね
たくさんのオノマトペが雨の多様さを伝える『あめぽぽぽ』

2冊目は『あめ ぽぽぽ』です
こちらは、他の2冊より文字量が多いので2歳くらいのお子様におすすめです
雨の日っていつもよりいろんな音が聞こえる気がしませんか!?
この本では「ぴとぴと」「さあさあ」といった雨を表すオノマトペがたくさんでてきて、音読を盛り上げてくれます
雨が降るとどんな音がするのか、雨の日も楽しくなっちゃう1冊です

ぱぱぱぱぱ

そーね、雨がパラパラ降るね
3世代で長く読み続けられる定番!『おつきさまこんばんは』

3冊目に紹介するのは『おつきさまこんばんは』です
こちらの絵本は初版が1986年で3世代に読み継がれる名作です
筆者ももちろん母に読んでもらっていました
お月さまって雲に隠れちゃうこともあるんですよね
そんな天気の話も擬人化しながら楽しく学べます

わっうーわっ

赤ちゃんって丸いもの大好きですよね
ストーリーが理解できるようになったら読みたい3才向け空の絵本
3歳は、たくさんの言葉を覚えて、自分でストーリーをつくってお話しするようになります
そんな3歳児にぴったりな空や天気にまつわる絵本を紹介します
短い絵本なのに虹がでる原理が学べる『ちいさなかがくのとも にじがでた』

毎月発売される3-4歳向けの科学絵本『ちいさなかがくのとも』から『にじがでた』を紹介します
低年齢でも読みやすい文字数でありながら、虹が出る方向や虹が出るタイミング、虹の作り方までストーリーを通して詳しく説明してくれます
これを読めば、「お庭で虹をつくろう!」なんて会話になるかも?
最近、暑いので水遊びで虹をつくるのもいいですね
『にじがでた』は「ちいさなかがくのとも」という月刊誌から2022年7月に販売された絵本なので図書館などで借りて読むことをおすすめします
また、『ちいさなかがくのとも』は毎月科学に関する絵本を発行していますので、気になる方は以下もご覧ください

以下の記事で詳しく『にじがでた!』のレビューと虹の解説について書いていますので、あわせてお読みください。

太陽を背中にしてお空みたら虹見えるんだでー
カタブツおじさんが雨の音を楽しむ名作『おじさんのかさ』

2冊目に紹介するのは絶対傘を汚したくないから傘を開かない堅物おじさんのでてくる『おじさんのかさ』です
そんなおじさんが傘を開いて傘にあたる雨を楽しみます
雨の日にはどんな音がするのか、あえて雨の日に外に出て親子で雨を楽しんでみたくなる1冊です

おじさん、ぬれても絶対に傘開かないんだね
雨や雷の音と移り変わる空の色が美しい『空の絵本』

3冊目に紹介するのは『空の絵本』です
この本は夕立でしょうか、雨が降った後、日が暮れて星がきらめくまでの時間を美しい音と絵で表現しています
この数時間のうちに空は幾度もなく変化します
絵本の中で聞こえるオノマトペはほとんどが「だんだん」です
ある時は雨の音、またある時は雷の音、はたまた音ではなくだんだんという時間の経過の副詞としても使われます
その副詞のだんだんとに合わせて空の色もだんだんと変化していきます
夏の夕暮れ時の美しさを思い出させてくれる1冊です

最近、夕立って減りましたね
この本を読んで少し懐かしくなりました
猛暑でお月さんがとける!?そんなあほなっ『お月さんのシャーベット』

4冊目は『お月さんのシャーベット』です
連日の猛暑でついにお月様が溶け出します!
その溶けたお月様をオオカミのおばあちゃんが冷やしてシャーベットを作ってくれます
突拍子もない話かと思いきや、クーラーの長時間運転の結果、外気温が上昇しお月様が溶けたのかと思わせる描写になっています
今問題になっている地球温暖化について考えさせられる本ですね
また、溶けてしまった月が日を追うごとに大きくなり満月になる、月の満ち欠けも学べます

ケケちゃんもお月様のシャーベットたべたーい
空の不思議に気づいたら的確に答えをくれる4-5才向け科学絵本
4歳以降はいろいろなことに興味をもち、少し難しいことでも理解できる年齢です
「どうして空は青いの?」や「雨の水はどこから来るの?」と聞かれたら良いチャンス!
親子で科学絵本を読んでみましょう。大人でも夢中になれる5冊を集めました
雲ってこんなにも名前があるんだ!『くもとそらのえほん』

4-5才向け1冊目は『くもとそらのえほん』です
こちらの絵本では細かな街のイラストとともに様々な形の雲とその名前を紹介してくれます
絵がとても繊細で美しいので大人も楽しめること間違いなし!
雲の名前に加えてどうしてその名前になったのかも合わせて教えてくれます
ぼーっと空を見上げて「あれは入道雲っ!」と探したくなりますね

入道雲は大入道っていう山くらいでっかいおばけの名前なんだでー

おばけが大好きな息子は入道雲だけ一瞬で覚えました
全天候を網羅!これでお天気博士になれる『はじめてのてんきえほん』

2冊目は『はじめてのてんきえほん』です
雨や雪、雲といった空に関する情報を網羅的に子どもにもわかるようにかわいいイラストで説明してくれます
「くもってなに?」「くもはどうしてできるの?」といった子どもたちが抱きそうな質問から前半のページがはじまるので、お子さんの「なぜ?」に直接答えられます
後半は雨や雪、氷、風といった気象条件に注目した内容となっているので、辞書的に気になるページだけ読むこともできる点がGOODです
この1冊あれば小学校で学ぶ天気の勉強も、入学前にすんなりと理解できるのではないでしょうか
雪の結晶はふたつとして同じ形のものはない『雪の結晶ノート』

3冊目は『雪の結晶ノート』です
この記事を書いているのは7月なのでめちゃめちゃ暑く、雪の記憶なんてはるか昔なのですが、日本の気候を語るのに雪はかかせないですよね!
『雪の結晶ノート』では、様々な形の雪の結晶を写真付きで紹介してくれます
雪のでき方が学べるので、「雨はどうして降るの?」に続いて「なんで冬には雪が降るの?」という質問にもこたえられます
また、雪の結晶は必ず6角形です
それは、水の分子配列が6角形だからです
このように、中学・高校の化学で学ぶような情報まで載っているのに、絵本として楽しみながら学べちゃいます

少し内容は難しいですが、シンメトリーの美しい雪の結晶に息子も興味深々でした
月はどうしてできたの?『月のかがく』

4冊目は『月のかがく』です
月について科学的に学べる1冊です
月がどうやってできたのかを推測したジャイアント・インパクト説について。
日本では「うさぎが餅つきをしている」と月の影を見て言いますが、各国でその見え方も異なります
月は新月から満月まで毎日満ち欠けしますが、その1日1日の月に名前がついていることをご存じでしたか?
月って毎晩見えますが、なぜそこにあるのか、どうして毎日形が変わるのか、
大人でも「へえー」と思うこと間違いなし!
宇宙に興味を広げる導入の1冊として読んでみてください

地球に天体がぶつかってー
ぐるぐるまわってー
1年後月になりました
これがジャイアント・インパクト説

必殺技の名前みたいですぐ覚えちゃいましたw
大人も大満足の詳しさ『空はどうして青いのか』

最後は『空はどうして青いのか』をご紹介します
この本は小学生や大人になっても長く楽しめるほど詳しい絵本です
タイトルにもあるように「空はどうして青いのか」について光の屈折や光に含まれる色、人間の光りを受容する仕組みの3つの観点から説明してくれます
光の屈折については、小学校でも軽く触れますが、中学校以降から屈折する角度について物理の分野で学びます
物理の内容を就学前から先取りできます
人間の目のイラストを用いて、人間の目の色のとらえ方も説明しています
これは高校の生物で詳しく学ぶ内容になります
なんと、物理に加え、生物も先取りできるんです!

ケケちゃんもペットボトルにお水いれてこんなしたい

子どもよりも母親の私がテンション上がっちゃう内容でした
移り変わる天気を親子で楽しもう!
以上、天気の絵本を年齢別に12冊紹介いたしました
今回は以下の観点でおすすめな絵本を集めました
- 0-2才では雨や太陽といった名前や、明るくなったら起きるといった生活習慣を学べる絵本
- 3才では天気や空がメインの楽しく科学を学べる物語絵本
- 4-5才以上では「なぜ?」に的確に答えをくれる科学絵本
興味を持った絵本があったら是非読んでみてください
以下のサイトは『科学道100冊』という科学知識を身に着ける本を毎年100冊紹介しているサイトです
科学分野で知らない人のいない理化学研究所(理研)と本の可能性を研究する編集工学研究所(編工研)がタッグを組み運営されています

以下の絵本の情報サイト『絵本ナビ』ではテーマや年齢にあった絵本を紹介してくれます

コメント