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STEAM要素 | |
文字量 | 少 | 多

こんにちは、クワトラケのニケ@KuwathraceNikeです
年間1000冊以上読み聞かせをする2児のママであるライターが
本職であるシステムエンジニアの知見を活かして
STEAM教育におすすめな絵本を紹介する企画
『親子で読みたいSTEAM絵本』
今回は工作ができるようになった3歳ごろから小学生まで楽しめる
『プログラマーになろう!楽しく身につくプログラミングのきほん』をご紹介します
本を読んでみたレビューに合わせて
「おうちで簡単にできるSTEAM教育 折り紙でアリゴリズムを学ぶ方法」について解説しているので
最後までお楽しみください!
STEAM教育とは・・・
Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Art(芸術・人文)
Mathmatics(数学)
以上の科目の頭文字をとった造語で
科目の垣根を超えて学ぶ横断的な教育法です
STEAM教育をもっと詳しく知りたい方は以下の記事をお読みください↓
著者について
『プログラマーになろう!』の著者はキキ・プロッツマンさんです
キキ・プロッツマン
プログラミングの専門家。
さまざまな年齢の子どもたち向けに、
コンピューター科学のアクティビティを開発している。
YouTubeチャンネルKIKIvsITで、
プログラミングを教える動画を公開中。
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女性のプログラマーはとても少ないので
それだけで親近感が湧きました!
Youtubeチャンネル『KIKIvsIT』の人気動画です↓
解説は英語ですが、イラストで楽しくプログラムについて学べます
本の概要

こちらの本は前半に
折り紙、貼り絵といった工作やダンス、鬼ごっこ、宝さがしといった遊びから
コンピュターを使わずにプログラミングについて学んでいきます

後半は
ブロックを組み合わせてコーディングする『Scratch』というプログラミング言語を使用しながら
前半の遊びをコードに落とし込んでいきます

各章の途中には
世界を変えたプログラマーたちが紹介されており
プログラミングと同時にシステム発展の歴史も学べます
ライターのひとりごと
おもしろさ | |
読み聞かせ | |
STEAM要素 | |
文字量 | 少 | 多

現役システムエンジニアであり2児の母である私が正直にレビューします
この本のメインの対象としては小学生中学年以降だと思いますが
幼児さんは本書前半の遊びを通して
小学生で学ぶプログラミング授業の準備ができます
小学生は前半の遊びでプログラムの仕組みを体験した後
実際に手を動かしてコーディングもできます
プログラミングは大人向けの書籍しか見たことがなかったので
このようにたくさんの遊びの中で学べるというのは新鮮でした!
大人がのめり込んじゃいます
私の家ではこれも4歳の息子に読み聞かせていますが
(読み聞かせというよりは一緒に眺めて気になった部分の解説を読んであげるというかんじです)
一般的な情調のある絵本の読み聞かせとは違うので
読み聞かせの☆は低めです
STEAM要素が含まれているかに関しては
文句のつけようがありません!
STEAM教育は科目の垣根にとらわれない横断的な学習を推奨しています
プログラミングのことしか書いていない本ばかりが存在する中、
こちらの本は以下のように様々な科目と関わり合ってプログラミングを学べます
エンジニアリング x アート (プログラミングと工作)
テクノロジー x アート (Scratchと遊び)
マスマティクス x アート (ピクトグラムと貼り絵)
文字量は多めで全部読むとなると大変ですが
ペラペラめくりながら気になるページの解説を読むのもおすすめです
折り紙でアルゴリズムを学ぼう


プログラミングってパソコンの環境構築とか始めるまでのハードルが高いよね

こちらの本ではプログラミング的思考を学ぶことからはじめます
まずは簡単な工作からプログラミングを学ぶことができます
『プログラマーになろう!』にかかれている折り紙でアルゴリズムを学ぶ方法を紹介します
何かをおこなう手順を順番に並べたもの
例えば料理のレシピやプラモデルの組立て方
こういったもの全てがアルゴリズムです
では、折り紙はどうでしょう
折り紙の折り方も立派なアルゴリズムです
年齢別おりがみ遊び
アルゴリズムの意味を理解できたら
お子様の年齢にあった折り紙遊びをしてみましょう
【未就学児】
この年齢の時期は手順を意識しながらおりがみを楽しみましょう!
未就学児はまだ手先が器用ではないので
数回折るだけでできあがるものを折ってみましょう
ダイソーの『はじめてのおりがみ』や『5回で折れるおりがみ』がおすすめです


・まずは絵を見ながら手順に沿って子どもと一緒に折ってみる
・折ることに慣れたら子どもに折り方を説明してもらう
⇒親の声かけ「次はどう折るの?」
⇒順番に説明することでアルゴリズムの組み立て方を理解します
【小学生以上】
手先が器用になってきた小学生は
複雑な折り紙に挑戦してみましょう
手順を間違える(アルゴリズムが崩れる)と綺麗に完成しません
折り紙から手順(アルゴリズム)の大切さを学びましょう
折り紙の本としては『カミキィの季節のおりがみ』が定番です
また、折り紙が大好きなお子さんには先日発売されました
『頭がよくなる!ちょいムズおりがみ』もおすすめです


・子どもが好きなものを自由に折る
・折ることに慣れたら子どもに折り方を説明してもらう
⇒順番に説明することでアルゴリズムの組み立て方を理解します
・折り方を紙に文章や絵でかいてみる
⇒紙に書き直すことで脳内で折り方を整理できます
折り紙とプログラミングの関係は?
『プログラマーになろう!』の後半では
折り紙を楽しむだけでなく
折り紙のアルゴリズムがプログラミングとどのように関係しているのかも
詳しく解説してありますので
是非読んでみてください
その他にも以下の記事では
プログラミング学習におすすめな本を紹介していますので
併せてご確認ください↓
レビューまとめ
いかがでしたでしょうか
『プログラマーになろう!』で
おうちでプログラミング学習をはじめてみませんか?
こちらのブログではSTEAM教育におすすめな絵本や児童書を紹介していますので
他の記事も是非ご覧ください
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