『ホネホネすいぞくかん』海の生き物の骨に驚愕!詳細レビュー

STEAM絵本
 おもしろさ      5.0  
 読み聞かせ      4.0  
STEAM要素      5.0   
文字量
ニケ
ニケ

こんにちは、クワトラケのニケ@KuwathraceNikeです

年間1000冊以上読み聞かせをする2児のママであるライターが
本職であるエンジニアの知見を活かして
STEAM教育におすすめな絵本を紹介する企画
『親子で読みたいSTEAM絵本』

表紙からインパクト抜群!
海の生き物の骨格標本絵本、
ホネホネすいぞくかん』をご紹介します

STEAM教育とは・・・
 Science(科学)
 Technology(技術)
 Engineering(工学)
 Art(芸術・人文)
 Mathmatics(数学)

以上の科目の頭文字をとった造語で
科目の垣根を超えて学ぶ横断的な教育法です

STEAM教育をもっと深く知りたい方は以下の記事をお読みください↓

作者について

『ホネホネすいぞくかん』の監修/解説は西澤 真樹子さん
写真は大西 成明さん
文は松田 素子さんがそれぞれ担当されています

西澤 真樹子

1976年千葉県生まれ。自由の森学園で盛口満氏に、都留文科大学で今泉吉晴氏に師事。フリーランスとして大学や博物館の標本整理・制作にかかわる。2003年、大阪市立自然史博物館を拠点に、標本制作チーム「なにわホネホネ団」を結成。

『ホネホネすいぞくかん』

大西 成明

1952年奈良県生まれ。写真家。東京造形大学教授。主な仕事に、『象の耳』(日本写真協会新人賞)、『病院の時代』(講談社出版文化賞)、『ロマンティック・リハビリテーション』(林忠彦賞・早稲田ジャーナリズム大賞)などがある。

『ホネホネすいぞくかん』

松田 素子

1955年山口県生まれ。児童図書出版社にて「月刊MOE」の創刊に携わり、同誌の編集長を務めた後退社。以降、フリーランスの編集者として、多くの絵本や書籍を企画編集。書評・創作・翻訳・絵本ワークショップの分野などでも活動。

『ホネホネすいぞくかん』
ニケ
ニケ

西澤さんが勤める大阪市立自然史博物館は息子も大好き!

3頭のマッコウクジラの骨格標本に息子も大興奮です

絵本のサイズ

絵本はサイズがばらばらで収納に困っちゃいます

ECサイトのサイズは間違っているときも多くて、あてにならないなぁ

実はこのような収納に関するお悩みがとても多いんです

当ブログでは筆者が実際に計測し、ミリオンセラーブックと比較したサイズ感を載せています

『ホネホネすいぞくかん』サイズ

縦:横:厚さ  26 x 20 x 1cm
ページ数:40ページ

だいたい『カラスのパンやさん』と同じサイズです

ホネホネすいぞくかん』の方が横幅が1cmくらい短いので、本棚に押し込むと面一にはなりません

『からすのパンやさん』サイズ

縦:横:厚さ  26 x 21 x 1cm
ページ数:32ページ

絵本のあらすじ

通常、皮と肉のついた状態で紹介される動物たちが骨になって登場するホネホネ絵本シリーズの水族館版です

この本から以下のことが学べます

この本で学べる事

・様々な海の生き物(魚・海洋哺乳類)の骨格
・それぞれの生き物の生態
・いろんな頭や口、歯の骨まとめ

巻末の付録でももっと詳しく海の生き物について学べます

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ライターのレビュー

 おもしろさ      5.0  
 読み聞かせ      4.0  
STEAM要素      5.0   
文字量

おばけ好きの4歳の息子は大興奮でした!

サメの歯の骨のページでは「グワーーーー!」と大騒ぎ

息子ケケ4歳
息子ケケ4歳

チラニヤ(ピラニア)ってちっちゃいのにガブーて食べるんだでー

ニケ
ニケ

映画では川に入った瞬間ピラニアに食べられるみたいな描写があるけど
実際はむやみやたらに襲いはしないんだって

おもしろさについて

普通の海の生き物図鑑ではあまり興味を示さなかった息子が大興奮するほど
骨の絵本という切り口が面白いです

骨の写真集にとどまらず、
どうしてこのような骨の形になっているのかといった解説も勉強になります

個人的にはイルカやクジラなどに残っている腰のなごりの骨が興味深かったです
これが昔、陸上で歩いていたという証拠なんですって!

読み聞かせについて

詳細な解説も書かれているので、文字を全部読むとなると読み聞かせは大変ですが

大きめの文字で書かれているナレーションを読むだけでしたら

4,5歳からでも十分理解できる内容となっています

息子ケケ4歳
息子ケケ4歳

サメのちば(牙)はザクザクってとんがってるね

ニケ
ニケ

そうだねー。噛まれたらどうなっちゃうかなー><


STEAM要素について

幼少期から海の生き物について知ることができる良い絵本です

また、骨格を学ぶことで
「ヒトにも骨があってね、、、」とお子さんと会話することで
人体についても興味を持ってもらうきっかけになります

STEAM教育としては頭文字Sのサイエンス(自然科学)が学べます

幼いころに自然科学の知識をつけておくことで
小学校や中学校で学ぶ理科の授業もすんなりと理解できるようになります

「勉強しなさい!」と言われて勉強するのと
幼いうちから絵本で楽しんで学ぶのとではのみ込みの早さが違うのは
大人でも経験していますよね!?

文字量について

ECサイトでも書店でも絵本の中身が見れないから文字数がわからないんだよね

ニケ
ニケ

私も買ってみたけど4歳の息子には文字が多すぎたなと思うことがしょっちゅうです…

このお悩みを解決するために
当サイトでは文字数についても記載しています!

『ホネホネすいぞくかん』の文字数は少し多めです

ストーリー部分の文字数が1ページに70文字程度で、40ページあるので本全体で2800文字くらいです
3、4歳児の絵本と同じくらいの文字数です

150文字程度の詳細メモが1ページに1つあるので、絵本では物足りないという小学生でも十分知識を深められます

対象は4歳児以降です

読み聞かせの所要時間は10分15分です

まとめ

『ホネホネすいぞくかん』では以下のことが学べます

・海の生き物の骨格や生態を学んで自然科学の基礎知識をつける
・ヒトの骨格を学ぶ足がかりとする

参考になりましたでしょうか

ちなみに、
海の生き物に関するAmazonのベストセラー
小学館図鑑NEO 魚』です

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こちらのブログではSTEAM教育におすすめな絵本や児童書を紹介していますので
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